こんにちは。
「現場がわかる建築士」の島袋です。
今回は、家づくりに取り組む当初において、誰もが悩むことについて話します。
「家づくりの危険な落とし穴」がある?
建築業者の種類と建築工法について
建設業界には、危険な落とし穴がいっぱいあるんです。
この業界は、大手ゼネコンから中小工務店まで元請下請の世界なんです。
元請は手数料を取って、下請けに任せます。
だから高くなるんですね。
家を誰に頼むかは、次の4つに集約されます。
工務店、ハウスメーカー、建築士、フランチャイズ店である。
それぞれに長所、短所があります。
業者は数多くあるので、どこに頼んでいいか悩みます。
そして、各社様々な工法を採用してるので、余計ややこしいんですね。
- 木造軸組み工法
- 2×4(ツーバイフォー)工法
- 軽量鉄骨プレハブ工法
など、いろいろあり、さらに価格も品質も様々なんです。
実際、いろんな工法があるので、何がいいか悩んで当然です。
あなたは、わかります?
判断基準がわからない!
自分にぴったりな家を建ててくれる業者を探すのは、すごく難しいんです。
どの業者のどんなところがいいのか?(裏を返せばどこが良くないのか?)ってなことは、誰も教えてくれません。
営業マンに聞いても、良い事しか言わないので、不安です。
結局、どう判断したらいいか、素人には難しいんですね。
それは、判断基準となる情報が少なすぎるからなんです。
判断基準がないから、値段は比較できても、安心できる業者かはわからない。
そうなると、テレビCMで見るハウスメーカーなら安心、と思ってしまうわけです。
また、モデルハウスを見て、夢見心地で契約してしまう。
これじゃ、あとで後悔するのも、当たり前です。
契約後に、オプションや追加工事で予算を大幅にオーバーする。
そして、入居後にローンの支払いに苦労するんです。
あなたは、そうならないよう気をつけてくださいね。
建築業者の特徴
一番悩むのは業者を選ぶときです。最大限に気をつけなければなりません。
下に示すのは 一 般 論 ですが、各業者の特徴を書いてみ ました。
■工務店の場合(フランチャイズ型が多くなった)
設計施工において、最新情報の知識や、客観性に乏しい。
予算内で最善なのかわからないので、施主は工務店の言いなりになりやすい。
不良在庫品を勧められても、施主にはわからない。
選択肢は工務店の知識レベルの範囲なので、狭くなりがちです。
施主の思いを聞き取るのが苦手なので、施主が思いを伝えないといけない。
(設計施工一括受注)
■ハウスメーカーの場合(最近では省エネ、耐震に力を入れている)
早く、安く、大量にと、戦後の住宅難を解消するための仮設住宅が起源です。
住み心地や施主の希望などは、ほとんど無視される事が多い。
大部分が工業製品でできているため、産業廃棄物にしかならない。
地球環境を考えるなら大きな問題である。
住宅は商品と考え、施主はお客様と考えている。
食事で例えるなら、ファミリーレストランの味。しかし値段は、一流レストラン並。
ハウスメーカーの営業マンは、営業はプロだが住宅は素人です。
原則、所属の建築士と会う事はありません。(設計施工一括受注の場合)
ハウスメーカーで建てる大きな問題点は、概ね三つです。
- 建築部材のほとんどが新建材のため、健康住宅ではない。
- 値段をたたかれた下請けばかりなので、魂のこもった仕事は期待できない。
- 最初の見積りは安い、最終的には高くなってしまう。
唯一のメリットは、わずらわしい事は全てやってくれる事です。
しかし、ただでやっているように思えるが、すべて価格の中に含まれてます。
■建築士事務所の場合
あなたは、設計コンペをご存知ですか。
一定条件で、複数の建築士が設計プランを競うものです。
生活スタイルや価値観もわからず競うので、建築士の自己満足でしかない。
打ち合わせに時間を掛けるが、建築士の思い入れが過ぎる。
建築士は現場を知らないことが多く、施工できない設計をしたり、
デザインを重視するあまり住みづらいプランだったりする。
(建築士の名誉のために、上記のような建築士はとても悪い例である事をお伝えします。)
概ね建築士のイメージは敷居が高く、住宅の設計はしないと思っているようです。
そして、工事価格においては工務店の価格は知っていても、相場については疎い傾向にあります。
また、建築士の現状は、工務店の下請け建築士が多くを占めていて、自己満足の設計など程遠いのが現状です。
しかし、単独でしっかりした建築士に依頼する場合は、他の業者選択肢と違って独立性があるため、建物の構造(木造、鉄骨造、鉄筋コンクリート造)に自由性があり、良心的な建築は、施主のためにアイディアを示し、その実現の為に施工業者の施工を監理します。
一般的に、建築士は施主と契約しそして設計をします。そして、設計した内容に間違いがないか、施主の代わりに施工業者の仕事を監理することが仕事です。弁護士のような存在ですね。
(力が入って、たまにコストUPの傾向はありますが・・・)
■フランチャイズの場合
実績、経験、技術力、営業力の無い人が、ノウハウを買って家を建てている。
まったくの素人でも、お金さえ払えば始められる。
住宅は商品であり、ビジネスとしてとらえている。
下請けに予算面での無理を言ったりと、効率や採算が最優先です。
坪単価が安い家は、スーパーで言えばバーゲン品です。オプションが増える毎に価格が跳ね上がる。
許認可が必要なので、建築士は存在するが下請けです。(設計施工一括受注の場合)