住宅業界の非常識を学ぶ

こんにちは。

「現場がわかる建築士」の島袋です。

住宅業界の非常識について

健康住宅とは

今日は、非常識な住宅業界についての話です。

安らぎの場であるはずの住まいで、健康が脅かされてます。

「住まい」で「病」になっているんです。

気候は、住まいの構造と住まいの仕方に影響を与えます。

日本では、夏は高温多湿、冬は低温低湿の気候です。

この気候に適した家は、昔ながらの木造の住宅です。

木、土、紙など自然素材で作られ、自然の気候を家の中に取り入れてました。

ところが、気候は変わらないのに住まいの構造と住まいの仕方は大きく変化しました。

規格型住宅が増え、合板やビニールクロス等の新建材ばかりです。

呼吸しない素材なので、家自身、息ができません。

また、プライバシーが重視されるあまり、「開かれた家(夏型)」から「閉じらた家(冬型)」に変化しています。

それで、家の中は湿気とホコリと化学物質で、アレルギーやシックハウスの問題。

私たちは毎日その汚染された空気を吸っています。

ハウスメーカーは家だけでなく、汚染された空気も売っているんですね。

あなたは、「住まい」で「病」にならないために、できれば、自然素材で家を建ててくださいね。

手抜き工事

手抜き工事をどう防ぐか?

素人にわからず、手抜きが最も多いのは基礎工事です。

基礎のコンクリートを打つ時、水を多く入れると工事がしやすいんです。

また、水を多く入れたほうがきれいに仕上がります。

しかし、強度が問題です。

この手抜きを防ぐには、信頼できる業者に頼むことですね。

または、独立した建築士の監理を入れることです。

本物と偽物はどう見分けるの?

どの業界でも同じですが、本物を見分けるのは大変です。

その業界の人にはあたりまえのことが、素人にはまったくわからないんです。

マスコミをにぎわしている食品表示違反ですが、業界ではいまさらという感じです。

たとえば、新潟魚沼産コシヒカリの生産量と流通量が違うのはその例です。

同じことが住宅業界にも言えます。

新築するのだから、使われる建材や設備品はすべて新品だと思っていませんか。

自分が業者だとして考えればわかるはずです。

他の現場で残ったものや設備品の不良在庫があったとしたら、どうします。

わからなければ使うかもしれませんね。

やはり信頼できる業者に頼むのが大事ですね。

営業マン

住宅メーカーの営業マンの話は聞けば聞くほど、どのメーカーの人とどのように進めていけばいいか、余計わからなくなります。

それはどこの営業マンも、良いことは言うが決して悪いことは言いません。

結局営業マンの熱意の差が決め手になってしまうんですね。

しかし、営業マンは家については専門家でないので、多くの人が後で後悔したり、中には欠陥住宅をつかまされたりするようです。

ですから、設計、現場を知らない営業マンは避けたほうがいいでしょうね。

会社が大きいほど組織の歯車になっており、施主より会社を大事にする。

そんな人たちに、一生に一度の住まいづくりを託していいんでしょうか。

家を建てるとき、営業マンとの話から始まります。

ハウスメーカーが戦後誕生してから、営業マンが登場してきました。

今では地元の工務店でも営業マンがいます。

ところで、営業マンの仕事とはなんでしょう。

それは、1件でも多くの契約をとることです。

どのメーカーも営業マンに厳しいノルマをあたえてます。

それで、契約を迫るんですね。

見込み客の住まいづくりを真剣に考える余裕は、営業マンにはありません。

「家は一生ものですからじっくり取り組みましょう」と口では言います。

しかし、早く契約させて、契約したら早く完成させ、そして早く引き渡す。

これが、優秀な営業マンなんです。

「今月は決算月なのでなんとかお願いします」

平気で言いいます。

こんなことを言う営業マンは、施主のことなど何一つ考えていません。

誤解を恐れず言うなら、営業マンがいる住宅会社には頼まないほうがいい。

それは、営業マンを置いている会社は、あなたの家づくりより儲けることを

優先しているからです。

くれぐれも営業マンには気をつけてくださいね。

住宅金融公庫の存在

住宅金融公庫が犯した罪がいくつかあります。

(現在は、住宅金融支援機構に名称を変え、フラット35が主流です。)

まず、税金のむだ使い。

そして、住宅産業を腐敗させた。

日本の住宅の価格は、アメリカの住宅に比べて2倍します。

これは何年も前から言われているにもかかわらず、まったく安くなりません。

それは、公庫が住宅を安く建てさせることよりも、住宅業界に多大な利益をもたらせることに協力してきたからです。

年々住宅ローンを拡大してきたんです。

よりよい住宅を造るという大義名分のもと、住宅を審査します。

私の友人も何人か、住宅金融公庫で借りたばかりに、理不尽な行政指導を受けました。

公庫基準でなければどんなにいい家でも、「データを示せ」といって事実上使わせないようにしてるんです。

世界に通用する日本古来の伝統技術は、住宅金融公庫の審査を通りません。

住宅金融公庫は、ハウスメーカーが仕事しやすいように改正してきたんです。

性能表示制度は、ハウスメーカーが営業しやすくするためのものです。

今では公庫の審査の中心になっています。

しかし、ここでいう性能と住み心地や資産価値とは無関係です。

逆に、性能表示してる住宅は、結構住み心地が悪く資産価値は低いんです。

工事中の建物は誰のもの?

工事リスクを消費者に負わせています。

工事中の建物は住宅会社のものであって、建築主のものではありません。

前払い金を払っていても、それに相当するものが建築主のものではないんです。

わかりやすく言えば、建築中の費用を建築主が住宅会社に無利子で貸しているんです。

なのに、建築主は利子を払って住宅金融公庫から借りているんです。

もし住宅会社が倒産した場合、払ったお金はほとんど戻ってきません。

自己本位な体質です。

住宅金融支援機構(旧住宅金融公庫)で住宅ローンを組むと、土地建物に対する抵当権の設定を求められます。そして、債権回収順位を1番にすることになります。

住宅金融支援機構では、連帯保証人や保証会社は不要ですが、返済不能事故がおきた場合でも債務者は住宅金融支援機構となり、権回収会社に業務委託し残債を住宅金融支援機構に支払っていく事になります。

それでも、返済不能の場合は競売手続きへと進んでいきます。

住宅を残しておきたければ、競売の前に住宅金融支援機構と良く話し合う事が必要です。

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